ムシガレイの天ぷら レシピ 初めてですが、やってみました。

f:id:katumagu:20160716224943j:plain

 

夏座敷と鰈(カレイ)は縁側がよい 
 ヒラメやカレイの背ビレと腹ビレの付け根を縁側と読んで珍重していますが、ここの部分は絶えず動かしているため、筋肉質でコリコリした美味しいところです。
 夏の座敷は風通しのよい縁側が涼しくて一番だ。ということですが、、、
そこで今回はムシガレイの縁側付き天ぷらレシピを紹介したいと思います。
生のカレイの身は油で揚げるとフワフワに膨らんで、とっても美味しいのです。

f:id:katumagu:20160716223437j:plain

 

早速レシピを紹介いたします。
五枚降ろしの下準備
まずはウロコを取り、ウロコをってから頭と内臓を取り除きましょう。
そのあと水で綺麗にウロコや血合いなどを流します。
頭と内臓と水気を取ったムシガレイ

 

f:id:katumagu:20160716225050j:plain

①ポイント
魚に包丁を入れる前に魚の水気をキッチンペーパーか硬く絞った布巾でとりましょう。
拭き方のコツは、頭から尻びれに向かって拭くのがベスト。
この作業を怠ると、包丁が魚から滑って怪我を招いたり、生臭い原因の一つにも繋がります。
お寿司さんは案外やってましたよ!
いよいよムシガレイにメスを入れていきましょう。
 
写真のように切り込みを入れていきましょう。
まずは真ん中から切り込みを入れて行きます。
中骨に包丁が軽く当たるまで切り込みを入れましょう。
②ポイント
縁側を綺麗に剥ぎ取るために、カレイの縁側のギリギリ外側の皮だけを切りましょう。
包丁の入れ方としては、引き切りが一番綺麗に切れるでしょう。
イメージではカレイの皮をなぞるようにすると良い。
最後に背ビレの最後の部分、尾ビレの方2〜3㎝上の部分に切れ目を中骨に当たるまでいれて五枚降ろしの下準備が完了です。
カレイ入刀(五枚下ろし)
③ポイント
五枚下ろしは最初が肝心です。
包丁が入れずらいのが一番のネックですね。
そこで、、、
まずは、内臓がついていた方の身から剥ぎ取っていきます。
内臓が取り除かれているので、包丁が入れやすくなっています。
ここから、包丁を入れましょう。
真ん中の切り込みから内臓の入っていた部分を目掛けで包丁を斜めに入れます。

 

f:id:katumagu:20160716225218j:plain

そこから、背ビレの切り込みに向かって包丁を中骨に沿って中骨と水平になるように切っていきます。
または、包丁の刃が若干下向きになるのも良い。
中骨に微かに、カリカリ刃が当たるぐらいがベスト。
この時に包丁の刃が上に向かない用に注意しましょう。
刃が上に向くと、あっと言う間に身に斬り込んでいきます。
五枚下ろしは、少しずつ引き切りで切っていきましょう。
少しずつ切れてきたら、切れてきた身を若干上にあげて包丁をいれやすくしましょう。
ここまで来ると反対側の身は簡単です。
包丁が入れやすくなっているので中骨に沿って背ビレに向かって包丁を入れて行きます。
裏面(白い皮)の方も手順は同じです。

 

f:id:katumagu:20160716225355j:plain

これで五枚下ろし完了。
 
 
 
下ろした4枚の身を半分または3分の1に切りましょう!
理由は、天ぷら編でお話しします。
天ぷら開始!
一般家庭の鍋やフライパンでは油の量が、少ない為たくさん物を入れると油の温度が急激に下がります。
それにより、ビチャビチャした天ぷらが出来てしまうのです。
そして一番メインである縁側の破壊活動が始まる可能性があるのです!!
たくさんムシガレイを入れてしまうと、魚同士油の中でくっ付いてしまうからなのです!
新鮮なカレイほど身の膨らみがあるので尚更ですね。
くっ付いてしまった魚は必ず離さなくてはなりません。
それぞれ部位が違うので、もちろん揚がる時間も変わります。
そうすると、大事な大事な縁側がポロポロと(・・;)
①ポイント
一般家庭の鍋やフライパンで揚げる場合は少しずつ油に入れましょう!
油の温度が急激に下がるのを阻止する為に(五枚下ろし編)で細かく切ったのです!
あとは、180度の油で2〜3個ずつ丁寧に揚げるだけです。
だいたいですが、
ほんの少しだげ茶色になり始めたら揚がってますかね。

f:id:katumagu:20160716223437j:plain

 

 

ムシガレイの縁側付き天ぷらの完成です。